不動産を売却しようと考えたとき、「訳あり」と言われる物件を持っていると、普通の物件よりも売却に苦労することがあります。
訳あり物件とは、心理的・物理的・法的な理由で買主が敬遠しやすい不動産のことです。
例えば、過去に事件・事故があった物件(心理的瑕疵)、雨漏りやシロアリ被害がある物件(物理的瑕疵)、接道義務違反や再建築不可の土地(法的瑕疵)などがこれにあたります。
こうした物件は、相場より安く売りに出しても買い手が見つかりにくく、売却期間が長引くことも珍しくありません。
ここでは、訳あり不動産をスムーズに売却する方法と成功のポイントを解説します。
1. 訳あり不動産を売却する方法
訳あり不動産の売却方法には、主に次の3つがあります。
- 通常の仲介で売却する
- 不動産買取を利用する
-
専門業者に任せる(訳あり物件専門)
① 通常の仲介で売却する
不動産会社に依頼し、一般の買主を探してもらう方法です。
仲介は高く売れる可能性がありますが、買い手が限られるため時間がかかることがあります。
心理的瑕疵物件などは特に、内見後にキャンセルされるケースも多く、売却までに数か月~1年以上かかることもあります。
② 不動産買取を利用する
訳あり物件に強い不動産買取業者に直接売る方法です。
仲介より売却価格は下がりますが、現金化までが非常に早いことが特徴です。
売却後のトラブルリスクも少なく、相続や急ぎの現金化が必要な場合には有効です。
③ 専門業者に任せる(訳あり物件専門)
心理的瑕疵・再建築不可・共有持分などの難あり物件を専門に取り扱う業者に依頼する方法です。
一般の不動産会社では敬遠される物件でも取り扱ってくれるため、売却できる可能性が高まります。
2. 訳あり不動産を高く・早く売るためのポイント
- 情報を正直に開示する
- 複数の業者に相談する
- 売却戦略を決める
-
情報を正直に開示する
訳あり物件を売るときは、告知義務を守ることが最も重要です。
事故歴や法的問題を隠してしまうと、契約解除や損害賠償に発展するリスクがあります。 -
複数の業者に相談する
1社だけに相談すると提示額が妥当か判断できません。
少なくとも2~3社に相談し、見積もりや売却方法を比較することで有利に進められます。 -
売却戦略を決める
価格重視かスピード重視かを決めることで、仲介か買取か、適した方法を選択しやすくなります。
3. まとめ
訳あり不動産は、通常の物件に比べて売却が難しく、時間もかかりがちです。
しかし、告知義務を守る・複数社に相談する・買取も検討するといった手順を踏むことで、安全かつスムーズな売却が可能です。
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