「相続で手に入れたが使い道がない」「売却しようにもどこも買ってくれない」
そんな“訳あり不動産”を抱えてお困りではありませんか?
老朽化した空き家、再建築不可、事故物件、共有名義の土地など、訳あり不動産は通常の物件より売却が難しいケースが多いものです。
ですが、適切な方法を知っておけば、スムーズに売却することも十分可能です。
- なぜ訳アリ不動産は売れにくいのか?
- 一般の不動産会社だけに頼らない
- 高く売るためのコツ
- 査定は必ず複数業者に依頼しよう
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売却の失敗を防ぐための注意点
今回は、訳あり不動産を売るためのポイントを5つに分けてわかりやすく解説します。
1. なぜ訳あり不動産は売れにくいのか?
訳あり不動産が売れにくいのは、主に以下のような事情があるためです。
- 再建築できない(接道義務を満たしていない)
- 心理的瑕疵(事故・自殺・孤独死など)がある
- 権利関係が複雑(共有者が複数いる、借地権付きなど)
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老朽化やゴミ屋敷化している
これらの条件は、買い手にとってリスクや手間が多く、通常の不動産会社では「仲介を断られる」ケースもあります。
2. 一般の不動産会社だけに頼らない
多くの人が最初に不動産仲介会社に相談しますが、訳あり物件の場合「買取不可」と言われてしまうことも。
そのため、最初から訳あり物件に強い専門業者に相談する方が早く売却できる可能性が高まります。
訳あり不動産を専門に扱う業者は、再利用や投資目的の買主とつながっており、スピード買取も可能です。
3. 高く売るためのコツ
たとえ訳ありでも、少しの工夫で売却価格を引き上げられる可能性があります。
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事前に簡易清掃・不要物の処分を行う
→ 第一印象がよくなり、買い手の心理的ハードルが下がります。 -
現状を包み隠さず開示する
→ 事故歴・建築制限などの情報は正直に伝える方が信頼につながり、トラブル回避にもなります。 -
見やすい写真を用意する
→ たとえ古い物件でも、写真が明るく整理されていれば印象が大きく変わります。
4. 査定は必ず複数業者に依頼しよう
訳あり不動産は評価額にばらつきが出やすく、業者によって20万円以上の差が出ることもあります。
1社だけで判断せず、最低でも2~3社から無料査定を取ることをおすすめします。
また、「すぐに売りたいのか」「少しでも高く売りたいのか」といった希望によっても、適した業者は異なります。
5. 売却の失敗を防ぐための注意点
- 相続登記を済ませておく(名義変更しないと売却できません)
- 他の共有者がいる場合は必ず合意を取る
- 固定資産税の未納がある場合は清算が必要
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「売れないから放置」は逆効果(老朽化や近隣トラブルでさらに売れなくなる)
訳あり不動産は、「早めの相談・行動」が売却成功の鍵になります。
まとめ
訳あり不動産は、確かに簡単には売れないかもしれません。
しかし、専門業者の活用やちょっとした工夫で、思ったよりスムーズに売れるケースも少なくありません。
大切なのは、リスクを正しく理解し、それに合った売却方法を選ぶこと。
「売れない」とあきらめる前に、一度専門の不動産会社や買取業者に相談してみてはいかがでしょうか?
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